犀川 (長野県)

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犀川
犀川 2006年3月19日撮影
千曲川(左)に合流する犀川(右)
水系 一級水系 信濃川
種別 一級河川
延長 152.7 km
水源の標高 3,180 m
平均流量 -- /s
流域面積 3,054.5 km²
水源 槍ヶ岳
河口(合流先) 千曲川(長野県長野市
流域 長野県
各項目について

犀川(さいがわ)は、長野県内を流れる信濃川水系一級河川。一般に、松本市島内奈良井川を合流させて以降の下流部から長野市での千曲川との合流部までを指し、上流部は梓川(あずさがわ)と呼ばれる。

目次

地理

飛騨山脈(北アルプス)南部の槍ヶ岳(標高3,180メートル)に源を発し上高地を南流。白骨温泉からの湯川や乗鞍高原からの小大野川を合流させたのち、奈川渡(梓湖)で奈川を合流させる。ここで東に向きを変え、安曇3ダム奈川渡ダム水殿ダム稲核ダム)を経由し扇状地を形成。松本盆地楢川塩尻市方面より北流してきた奈良井川を合流させる。ここを境として上流部を梓川、以降を犀川と呼んでいる(後述・#梓川と犀川の違いを参照)。

犀川は松本盆地を北流する中で、同じく槍ヶ岳を水源とする高瀬川仁科三湖青木湖中綱湖木崎湖)からの水も合わせ合流する。安曇野市内ではこのほか穂高川や万水川などが合流し、犀川白鳥湖は1,000羽を数えるコハクチョウカモの群れが越冬する場所として知られる。生坂村からは北東へと向きを変え、ところどころ蛇行しつつ美しい渓谷犀峡(さいきょう)と呼ばれる。長野市信州新町では水内ダムが琅鶴湖を形成し、久米路峡では長野県歌「信濃の国」の歌詞にも登場する名勝・久米路橋が架かる。長野盆地では裾花川を合流させ、戦国時代武将上杉謙信武田信玄川中島の戦いを繰り広げた川中島で千曲川へ合流する。合流点には落合橋が架かる。

梓川と犀川の違い

松本盆地の犀川とその支流解説無し画像はこちら
松本盆地の犀川とその支流
解説無し画像はこちら

河川法上では上高地を水源とする流路を犀川本流と定めているが、上高地から安曇3ダムを経て奈良井川が合流するまでの犀川は梓川と呼ばれ有名である。一説には、奈良井川と梓川が合流して犀川となるのではなく、少し下流の高瀬川が合流した地点「押野崎」が犀川の始点である、という説もある。梓川を含めた犀川は、長野市の千曲川(信濃川本流)との合流点から上流で比較すると千曲川を延長、流域面積共に上回る。

このように、一つの河川が上流と下流とで名称が異なる例は日本全国に数多くあり、信濃川(新潟県)と千曲川(長野県)、淀川大阪府)と宇治川京都府)・瀬田川滋賀県)、江の川島根県広島県)と可愛川(広島県)、筑後川福岡県)と大山川(大分県)が有名である。

電源開発事業

犀川には、生坂村から長野市にかけて上流より順に生坂ダム平ダム水内ダム笹平ダム小田切ダムが建設されている。いずれも東京電力が管理するダムである。これらはあくまでも発電専用ダムであり、洪水を防止する能力(治水)には期待できない。ダム完成後50年ほど経過するが、流域では何度か洪水災害に襲われている。長野市信州新町では洪水の原因が電力会社にあるとして、水内ダムの撤去を求める運動にまで発展したことがある。

東京電力は犀川流域に多くの水力発電所を建設している。犀川上流の梓川には奈川渡ダム水殿ダム稲核ダムが、支流の高瀬川には高瀬ダム七倉ダムがあり、犀川流域に建設されたダム15基のうち10基は東京電力が所有し管理する発電専用ダムである。残り5基は国土交通省北陸地方整備局が管理している大町ダム(高瀬川)と、長野県が管理している奈良井ダム奈良井川)および裾花ダム奥裾花ダム湯の瀬ダム(裾花川)で、この5基は多目的ダムに分類される。ただし湯の瀬ダムは洪水調節機能を持たない利水(上水道・発電)を目的としたダムである。

災害

急峻な地形を縫って流れるため、幾度と無く水害土砂災害を引き起こしている。1847年5月8日に発生した善光寺地震では、河岸の山腹が崩壊河道閉塞を発生させた後に崩壊。湛水と出水により幾つもの村が壊滅的被害を受けた。

流域の自治体

梓川

長野県
松本市東筑摩郡波田町、松本市

犀川

長野県
松本市、安曇野市東筑摩郡生坂村大町市長野市

支流

これより犀川

並行する交通

道路

鉄道

橋梁

下流より記載。

関連項目

外部リンク



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